彼氏の年収が自分より低い…高収入女性が抱える悩みと本音

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彼氏が自分より収入が低いと、大抵の女性は結婚相手から除外してしまうものです。しかし自ら高い給料を稼ぐ高収入女性は違います。結婚相手には年収よりも別のことを求めている場合が多いです。そして収入が高いことは一見誇らしいことではありますが、そこには男性のプライドを傷つけてしまうかもしれないという気遣いや苦悩も存在します。

今回は自分より年収が低い彼氏をもつ高収入女性が抱える悩みと、男女間の本音をご紹介します。悩み解決の糸口が見つかれば幸いです。

彼女より年収が低いことを気にする男性側の本音

順調に交際が続くと考える将来の結婚。結婚を意識した時に気になることと言えば、相手の収入ではないでしょか。実は女性だけでなく男性も同じく結婚相手の収入を気にします。近年は個人年収より世帯年収が高いことで豊かな生活をおくろうと考える人が増加しており、その影響から結婚後も働く意思のある女性を結婚相手に望む男性も増えています。

しかし自分より年収が上だと分かるとショックを受ける男性がいることも事実。そこで彼女が自分より収入が上だと判明したときの男性側の本音を3つご紹介します。

その1 女より下の立場にあるのが許せない

幼い頃より両親から「男は女を守るもの」と教えられてきた男性にとって、自分が彼女より年収が下の立場にあることは悔しいことでしょう。

世間的にも旦那さんの方が奥さんよりも収入が上という認識が根深いので、同僚や友人に彼女の方が高収入があることがバレれば、「奥さんに養われている頼りない男」という不本意なレッテルを貼られ惨めな思いをすることは目に見えています。高収入女性だと分かると距離を取る男性がいるのは、自分のプライドを守るための行動だといえるでしょう。

その2 結婚後頭が上がらなくなりそうで嫌

「収入が高い=賢い・頭がキレる」というイメージから、もし高収入女性と結婚すると一生頭が上がらなくなりそうで嫌という意見を持つ人もいます。奥さんの尻に敷かれることを良しとする人なら別ですが、男性の大多数の意見は自分が家庭を支えていきたいと望んでいるのではないでしょうか。

他にも「家庭より仕事を優先させそう」「高収入女性はお堅い女が多そう」といった偏ったイメージが先行していることも、高収入女性の結婚が遠のいている一因といえそうです。

その3 将来共働きなら相手の年収が高いことメリットになる

男としてのプライドが許さない、一生尻に敷かれたくないと考える一方で、将来の暮らしを考えると結婚相手である女性の年収が高いことをメリットだと捉える現実的思考の男性もいます。結婚後も働きに出たい女性が増えたと同時に、そうしたエネルギッシュな女性に魅力を感じる男性も徐々に増えてきているのです。

実際に世帯年収が高いほど、日々の暮らしにゆとりが生まれることは事実です。そうした現実的で堅実に物事を捉える男性にとって高収入女性はむしろ結婚相手にしたい理想の相手だといえるでしょう。

高収入女性が抱える悩み

上記のような男性側の意見は女性側も多少理解しているのではないでしょうか。「きっと彼のプライドに触るだろうな…」と敢えて収入を低めに伝えていたり、そもそもの給料を伝えていないという人もいるでしょう。しかし自分の努力を正直に伝えられないというのは苦しいもの。そんな高収入女性が抱える悩みを3つご紹介します。

悩みその1 強い女だと勘違いされる

高収入を得ているということは、それだけ仕事ができるということ。優秀な頭脳や才能があるだけで、強い女だと誤解されることもしばしばあるようです。

しかし強そうに見えても普通の女性と変わりありません。能力の活かし方が上手かっただけで、人間として強いかというと話は別です。「お前は1人でも生きていけるよ」と好きな男性から誤解され、両親からは「嫁の貰い手がない」と嘆かれる苦しみに日々悩まされています。

悩みその2 男性が無駄に張り合ってくる

男性は女性以上に競争心の強いもの。そして未だに女性を下にみている男性もいることで、同僚男性から無駄に張り合われることにストレスを抱える女性もいます。

ポジティブに捉えればライバルとして意識されているだけ素晴らしいことなのですが、同僚と仲良くやっていきたい・穏便に過ごしたい女性にとってこの状況は辛いものです。こうした状況に耐えきれず泣く泣く転職せざるを得ない女性もいるようです。

悩みその3 親から「嫁の貰い手がない」と批判される

人は自分の経験内でしか物事を判断することはできません。そのため嫁にいくことが当たり前だった親世代にとって、現代に生きるバリバリ働く女性は我が子とはゆえ理解できないものなのです。

娘の将来を心配するがあまり「嫁の貰い手がない」「もっと女らしく謙虚に生きなさい」と偏ったアドバイスをしてしまうのでしょう。そんな親心は理解できても納得できるものではありませんよね。一番近しい人間から応援してもらえないことほど悲しいことはありませんよ。

年収が低い彼氏への女性側の本音

彼女よりも年収が低い男性側の本音と高収入女性が抱える悩みを理解したところで、実際に年収が低い彼氏をもつ女性側の本音はどうゆうものがあるのでしょうか。お互いの本音を知ることで意外な共通点や解決の糸口が見つかるかもしれません。ライター自身の経験と周りの高収入女性への調査結果から、本音を3つご紹介します。

本音その1 男性側が気にする必要はない

年収が低い彼氏と交際中の女性側の本音は「男性側が気にする必要はない」が最も多い意見でした。

実は男性が思うほど高収入女性は恋人の年収の低さを不安視してはいません。それよりも結婚後も仕事を継続できるかどうか、彼が家庭両立を手助けしてくれるかどうかを心配しています。そのため変に張り合われたり、収入の差を責められた途端に相手に幻滅してしまうことが多いでしょう。

本音その2 自分の努力の結果だからとやかく言われたくない

彼氏と喧嘩するたびに「収入が高いとそんなに偉いのかよ!」と喧嘩の原因とは関係のないことで罵られることもあるのではないでしょうか。これは本心では彼が年収の差を気にしているからこそ出る言葉。

確かに男性のプライドに触ることは理解できるけれど、年収の高い職業に就くことができたのは他でもない自分の努力の賜物です。愛する彼氏だからと言ってとやかく言われたくないと思うのは当然のこと。しかし決して「あんたの努力が足りないのよ」など売り言葉に買い言葉で火種を大きくしないように注意しましょう。

本音その3 そもそも彼氏の収入だけに頼るつもりはない

高収入女性が結婚相手に望む条件は、一般女性が最も気にする「年収が自分より高い人」という意見は入っていない場合が多い気がします。その原因は高収入女性は結婚後も仕事を続けていきたいと望んでおり、男性の収入に頼って生活しようという気がないからでしょう。

こう考えると男性側の本音③で紹介した“相手の年収の高さをメリットだと捉える現実主義な男性”とは比較的相性が良くニーズも合致しているといえそうです。

女性の社会進出が当たり前化する中、周囲の意識改革が必要不可欠

結婚後も女性が社会で働き続けることはもはや当たり前。しかし世間ではまだまだ女性が男性以上に活躍する社会というのは珍しさを感じる部分もあるのかもしれません。しかし男性のプライドを傷つけないために優秀な女性が肩身の狭い思いをしたり、努力を認めてもらえない状況は果たして正しい姿なのでしょうか。

現実主義で堅実な男性と出会うことができれば、個人間でこの問題を解決することはできるでしょう。しかし世間的に彼女の方が収入が上というのはまだまだレアケースです。世間体を気にすると悩みは尽きません。周囲の意識改革が必要不可欠ではありますが、まずは自分の気持ちをしっかり受け止めてくれる相手を探すことが素敵な恋愛をするための第一歩となるでしょう。

この記事を書いた人

30歳からの大人の恋愛コンサルタント。
大手保険会社でトップセールスになりグランプリを獲得。営業時代に年間1000人と会い磨いたトークスキルで、人に好かれるための独自のメソッドを開発。
恋愛において役立つ対人スキルやポジティブマインド、運命を引き寄せるテクニックなど幅広い情報を発信している。

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