LINEやメールはカップルにとって欠かせない連絡ツールであり、日頃からお互いの気持ちを確認し合うために利用しているカップルは多いことでしょう。しかしスピード感の早いLINEでは大切な言葉もすぐに流されてしまいがち。大切に残したい想いを伝えるなら、古典的ですが「手紙」がお勧めです。手紙はなんだか照れくさいし、文字を書くことが苦手だと感じる女性もいるかもしれません。しかし今の時代だからこそ手紙は効果的なツールになり得ます。今回は彼氏に贈る手紙の書き方のポイントを5つ解説します。
1.アラサー女子からの手紙は正直重い?男性側の本音
アラサー女性からの手紙を「重い」と思う男性がいることは事実です。しかしその理由は、大抵内容に問題がある場合に限られるでしょう。交際当初から結婚を迫るような内容が書かれていたり、ありったけの思いを込めようと作文のような超大作になってしまったり…。男女ともに30代に差し迫ると、結婚を意識し始める人が多くなりますが、人によって恋愛を優先できない人もいるでしょう。そんな中、将来に期待を寄せたり一方的な想いをぶつけられると、彼に負担をかけてしまうようです。
逆に彼女からの手紙に励まされたという意見もあります。会えなくて寂しいときや、仕事でちょっと疲れたときに彼女からの温かいメッセージを見て元気を貰っているそうです。折角手紙を書くなら、彼が何度も読み返したくなるような文面を心がけたいですね。
2.どんな時に手紙を書くと効果的?渡すタイミングは?
何でもない日にお手紙を贈るのも素敵ですが、手紙を贈り慣れていないと渡すタイミングに困るものです。最も自然に手紙を贈ることができるタイミングは、彼氏の誕生日やバレンタインデー、クリスマスなどの記念日ではないでしょうか。こうした記念日こそ、普段使い慣れているLINEやメールではなく手紙で想いを伝えることで特別感が演出できますよ。
また手紙だけを渡すとその場で彼氏に読まれてしまうなど、少し照れ臭いシチュエーションになりがちです。記念日のプレゼントに手紙を添え、「手紙は1人になったとき読んでね」と伝えておけば恥ずかしい思いをしなくて済みますよ。また彼にも二度楽しみを与えることができるので、一石二鳥な演出だといえるでしょう。
3.彼氏に喜ばれる手紙のポイント
仕事柄お礼状を書き慣れた人であっても、プライベートな手紙となると何を書いたらいいか分からないという人も多いのではないでしょうか。大人になると手紙はおろか、文字を書くことも久しい人もいるでしょう。久しぶりすぎて「うまく字が書けるかどうか危うい…」という人も心配はいりません。彼氏への手紙は、字の美しさや文面の読みやすさ以上に、気持ちが大切です。「彼に喜んで貰いたい」という気持ちが強いほど、きっと素敵な手紙が出来上がりますよ。これからご紹介する5つのポイントを参考にトライしてみてくださいね。
①上質な便箋と封筒を用意しよう
特別感を演出したい手紙には、一目で上質だと分かる便箋や封筒を用いましょう。ポストカードやミニカードでも勿論良いのですが、何度も読み返してもらったり、彼の手元に保存されやすいのは、封筒に入った手紙です。特にしっかりした上質素材の物なら、時間が経過しても紙が黄ばむことがないので、常に美しい状態をキープしてくれますよ。
逆に避けた方がいいものは、メモ帳や付箋、デザインがちぐはぐな封筒と便箋のセット使いです。内容がどれだけしっかりしていても、適当感が出てしまうので特別な日には向きません。またアラサー女子ならキャラものも避けた方が無難です。大人の作法や礼儀を守ることができると、実はしっかりしている女性だと彼に見直してもらえるかもしれませんよ。
②丁寧な文字で手書きで書こう
「字に自信がない…」という方も多いと思いますが、手紙は手書きで書きましょう。その際、できるだけ丁寧に文字を書くことを心がけ、文字の美しさよりも読みやすさを重視すると良いでしょう。お世辞でも字が綺麗とは言えない状態でも、丁寧に真剣に書いたことが伝われば、きっとあなたの想いも彼に伝わるはずですよ。
また丁寧に書いても字が汚い場合は、これを機にペン字練習を習慣化すると良いかもしれません。カップルと言えど、お互いの手書きの文字を見る機会は意外と少ないものです。実は男性が交際中の女性に幻滅する瞬間の中に「彼女の字が汚かった」という意見があるほど、字の汚さは悪評価に繋がります。ペン字は仕事にも生かすことができるのでお勧めです。
③手紙の量は便箋1~2枚まで!量より質を意識しよう
何の下準備もなしに手紙を書き始めると、言いたいことがまとまらず内容が飛び飛びになったり、物凄い長文になってしまいがちです。手紙は量よりも質が重要です。余りにも長い手紙は逆効果で、何が言いたいのか伝わらなかったり、返って重い女認定されてしまいますよ。長くても便箋~2枚程度に収めましょう。
彼の誕生日に贈る手紙なら、序文は「〇〇くん、誕生日おめでとう」とお祝いの言葉から始め、これまでの付き合いで嬉しかったことや楽しかった思い出を1~3個ほど具体例を出し、感謝の言葉を述べるといいでしょう。そして最後に「これからもよろしくね。大好きです」と愛情を伝える言葉で締めるのが読みやすい手紙の一例です。
手紙をスムーズに書くコツは、まずは1枚の紙に思いつくまま箇条書きで書き出すことです。その中から厳選したエピソードをまとめ清書すれば、失敗なく手紙を書くことができるでしょう。
④メッセージはオリジナルで!自分の素直な気持ちを伝えよう
「下手な文章では恥ずかしいから」とネットや本を片手に文面を考えるのはお勧めしません。なぜなら本人は参考程度に見ているつもりでも、無意識に模範を真似しすぎて自分の言葉を失ってしまうからです。彼氏への手紙は上手な文章を書くことが目的ではありません。上手な言い回しばかり意識せず、ありのままの気持ちを文章にしましょう。
普段恥ずかしくて直接言いにくいことでも、手紙なら伝えることができますよね。またLINEやメールとは違いカタチに残るので、今現時点での気持ちを書き記しておくことは非常に重要です。例えば喧嘩してしまった時でも、ふと彼があなたの読み返した時に「あの時はこんな感情だったんだな」と昔を振り返り大切な感情に気付くきっかけになるかもしれません。メッセージは完全オリジナルで、今の素直な気持ちを書き出しましょう。
⑤書いた翌日に手紙を見直そう
満足いく手紙が書けたとしても、一晩寝かせて翌日に読み返してみましょう。実は読み返してみると、予想以上にテンションが高かったり、逆に言葉遣いが固すぎて他人行儀になっていることに気付きます。また、誤字脱字や略語の使いすぎ、いつのエピソードなのか伝わらないないような言い回しも見つかるかもしれません。こういった小さなミスはその場では気づきにくいものです。一晩寝かせて、冷静になった頭でもう一度チェックしてみましょう。
また普段からケアレスミスが多い人は、書いた翌日のチェックを済ませてから清書をしてもいいでしょう。そのため彼に手紙を贈りたいなら、最低でも彼に会う3日前には書き始める余裕がほしいですね。
4.特別な日のプレゼント+αで効果は倍増!
先にもご紹介しましたが、手紙だけを贈るのは少しハードルが高いものです。しかし何かプレゼントと一緒なら手紙も渡しやすくなりますよね。誕生日やバレンタインデー、交際記念日など特別な日の贈り物には、彼が欲しがっていたものや喜びそうなアイテムとともに手紙を贈りましょう。どちらか一方だけでも嬉しいものですが、やはり気持ちがこもった手紙も一緒に貰った方が嬉しさは倍増します。
またその場で手紙を読んでほしくない場合は、ギフトの中には手紙を同梱せず、「後で1人で読んでね」と別途渡すと安心です。
今の時代だからこそ、手紙は想いを伝える最高のツールになる!
女性なら学生時代にお友達同士で手紙交換をした経験もあると思います。また携帯を持たせてもらう前に、好きな人と手紙のやり取りをしていた甘酸っぱい経験をされている人もいるでしょう。
しかし大人になってスマホでの連絡が当たり前になり、手紙は身近なものではなくなっています。だからこそ、特別な日の贈り物として手紙を用いることは、想いを伝える最高のツールになり得ます。
文字を書くことが苦手、文章を書くのが難しいと億劫になるのではなく、彼を喜ばせる一つの方法として是非取り入れてみてください。きっとLINEやメールでは伝えられない感情を伝えられるはずです。彼にもっと愛されるために、彼をもっと愛するために活用してみても損はありませんよ。